そんなオチなんて、これだからフランス人は・・・

fig2006-09-09

鰐の話みてきました。リウマチにぷるぷるしてるおじいちゃんにしょっぱな笑わされた。
モノクロのベタ面と間合いが美しく絵本そのままでよかった。ピーター・バラカンさんの声も。


山村さんセレクションアニメが濃すぎてメインディッシュ前におなかいっぱいになったかもですが。よかった。
『ビーズゲーム』(6min/カナダ/1977年)
youtubeで!→YouTube

 監督:イシュ・パテル
『アリの冒険』(10min/ロシア/1983年)

 監督:エドゥアールド・ナザーロフ

『色彩幻想』(8min/カナダ/1949年)

 監督:ノーマン・マクラレン、イブリン・ランバート
『スワンプ』(11min/ドイツ/1991年)

 監督:ギル・アルカベッツ

リボルバー』(8min/スウェーデン/1993年)

 監督:ジョナス・オデル、スティグ・バクベスト、ラース・オヒソン、マッティ・エンストランド
『フランクフィルム』(9min/アメリカ/1973年)

 監督:フランク・モリス
『おとぎ話』(10min/エストニア/1984年)
 監督:フランク・プリート・パルン


セレクトアニメは・・・私はとても面白く見ましたが、人によってはせんのうっぽいというか半分拷問映像だったのかもしれないとあとから反省。
アニメはすごいな。脳内妄想だだもれというか。みんな変すぎ。変態過ぎ(ほめてる)。ほのぼのな話のもあったけど。読めない言葉やロシア語?東欧多めと思ったけどそうでもなかった。
理論的には1秒に24枚絵を書き続けていれば、どんな物理法則無視したこともどんなトッピョウシのないことも、映像にできる。人に伝えられる。
「なんでそんなこと思い付くの?」という人間のすごさをしった一日であった。宇宙だ・・。「こすもをかんじるわー(塊魂ネタ)」


上から感想めもめも ねたばれありですが・・・・

  • 純粋にきれいで手間のかかってるコマドリアニメ。生き物の戦いの歴史、というのもアカデミックな。お手本なアニメだなー。たいこのリズムがかっちょよくって「たたんっ!」となぜかあやとりで(電子核?コスモ?)終わった時、なんかいい踊りの舞台みたみたいに拍手したくなった。これは色彩もそう。
  • 虫のうごきがけなげでキュート。独特な間がいい。ふつうに和み系。いや、リアルめ虫だが。アニメートするというか、うごきもえの原点を見た。他が変態過ぎたからか一番若い女の子はこれの感想しかいってくんなかったかも・・・。いいんだ。ちょっとずついろんな世界を教えてあげられれば。
  • ある意味今風というか。windowsに入ってるCDきくとき、もわもわーんっててなるあれを作ってるみたいというか。実験映像。コーネリアスっぽいというか。これでPV作ったらかっこいい。今年のシーグラフで自動プログラムでおんなじような映像作ってるのがあったなぁ。ん?そう思い込んでたけどあれも手仕事か?音のたびに太さや質感バラバラな色がアナログっぽい動きで上塗りされてく映像だった。音の波長を絵に変換をこんな昔にやっていたのがすごい。OPの文字のモーションもとてもおしゃれ。ジャズにぴったり。・・というか当時はいまほどジャズ=オサレではないか。ラーメン屋の有線ジャズでなし。えーと。そうだ。こんてんぽらりー。うん。これ好きだ。ちょっと脳内トリップしそうだけど。
  • 効果音による絵の意味付けや、フレームの外の絵を無意識に想像させるとか、ループのうまい使い方とか、いろいろ知恵を感じた。あとなんであんな設定思い付くんだろ?クレバーでキュート。どの短編も「おっ!」と思わせるアイデアがたくさんあったけどこれはとくにそれを感じた。佐藤雅彦さん的というか。か?
  • やーこれすきだ。フラッシュでHPにアップされてそうな、現代の実験アニメ。ループ。バットドリーム。ループ。魚の動きがやけにかわいい。で、これはゴールデンラッキーの世界だよ。おぼれる。(でも途中の年号の意味はわかんなかった。4桁の数字を勝手に年号と思う時点でまちがい??)
  • やーえらいへんたいですね。へんたいだ。すきだけど、ちょい重いな。ナレーションも映像コラージュなみに多重で、聞き取ろうとするけど全部は無理だった。これ英語母国語の人が聞いたらまた印象かわるのかなぁ。ヘンタイ!なとこは変わらんだろうが。一人称はほんとに本人なのか、架空の人物なのか気になったが監督名フランクだねぇ・・。「僕の妄想をこれを見た人に植え付けられたら本望サ、HAHAHA」にのってしまってちょっとくやしい。絵は地味にいろいろ凝っていた。これデジタルなスキャナーとかない時代にぜんぶ1こ1こ写真や印刷スクラップして作ったんだよね・・・。そりゃ5・6年かかるわ・・・。さらに偏執狂さをかんじる。
  • あっちのくにのユーモアやナンセンス凝縮で。きもかわいくてよかった。地平線がロープになったり、2Dの線の意味の思い込みを次々裏切っていくのが「こーきたか。次はそーくるか!」の連続でたのしかった。こーゆーの作りたかったけどやべえ高度なのみてしまってやばい。


色彩の方だけはてなキーワードになってた。
大御所☆ http://homepage1.nifty.com/gon2/cartoon/cartoon10.html