fig2008-05-01

ほぼ日刊イトイ新聞 - 一輪の花と等価の詩が書けたら。
タイトルだけでちょっとおなかいっぱい。ほんと自然の花にはかなわない。と書いてる時点ですでに陳腐なにおいがする。

一章ごとにあっさり軽く私では何年かかっても気づけないようなことさらりとおっしゃってる。はー。
こことかこことかいいなぁ。

詩ってね、なんか、わりと、
「なくなっちゃっても平気」みたいな。
水蒸気みたいに消えることができる、
っていう感じなんですよね。
それだけ人間から離れているところがあって、
そこがまぁ、欠点でもあるわけですけどね。

いいところでもあるし、欠点でもある。

もちろん本気で書いてるんだけど、
「ゴミ箱に捨てられるかもしれなかった」
っていう軽さを、本質的には含んでますよね。
それはもう、紙1枚っていう、
物理的な軽さなのかもしれない。


でも

詩は、覚えておくことができる。

      • -

あの、物理学の世界では、
ものの存在に粒子性と波動性が
あるというのが常識らしいんですけど、
言語にもね、やっぱり、粒子性と波動性がある
というふうにぼくは思っていて、
活字メディアというのはどっちかというと
やっぱり粒子性なんですよ。


もったいないのと少ない量なのに密度濃くて消化が大変なんで、いっぺんには読まないようにしている。
二十億光年前からやっぱり谷川さんは尊敬すべき先輩だなぁ。おじいちゃんでもますますかっこいいもん。