IKZO

たしかにこれはすごい。無駄にかっこいいというか、商業レベルだよこれ。

ブクマの「貧しい黒人の若者がドラッグや犯罪以外の楽しみを求めて生まれたのがHipHop / 貧しい田舎の若者がベコや紙芝居以外の楽しみを求めて生まれたのがおら東京さいぐだ」ってコメントが秀逸。


あと、ドラクエ版のタグが
「のうちだいじに」「のうやくつかうな」「ガンガンたがやせ」 「 開墾の一撃」 「めいれいするだ」「おらにまかせろ」
ほんとネットは無駄に才能あふれてる人が多すぎていかん。


この辺まで昨日見てたけど、今日見たらあっというまに常連のあの辺とかあの辺のアニメやらネタと、もう組み合わせ計算的にすんごい数作られてて見る気もなくなった。日本のほんの一部とはいえ千人か一万人単位の人があの声ネタをいまも一斉にいじったり聞いたりしているのか。なんか不思議。



DJがサンプリング始めたころも、著作権とか、オリジナリティがどうだとか論争あったらしいけど、いまもむつかしいよなー。でもこれは組み合わせを見つけた人に創作物としての著作権が新たに発生してると思える。気がする。
ミックスの人のセンスだけでなくて、これって当時のビデオを録画してた誰かがデジタルに変換してネットにあげた貴重なIKZOムービーを使ってるんだよね。そんな人がいたのもすごい。ネットを介してみんなの力をひとつに合わせて!じゃなくちゃできない産物なんだよなぁ。数年前では何かがはやってもこのスピードでは広がらなかっただろう。
ちょっと前はウマウマがはやってて、それも後から知ってあまりに多いキャラすり替え版にオリジナルがぜんぜん見つけらんなくて、もとネタ知らなきゃパロディはつまらん!とひとり魚肉ソーセージみたいにぷりぷりしていたけど(森見先生ネタ)、あっというまに流行りはこっちに。テレビ以上にものすごい勢いで、誰かのアイデアが消費され、マクドナルドのハンバーガーの包み紙みたいにポイ捨てされて、さー次いこ次、って印象。娯楽の、感覚の大量消費。使い捨て。ニコニコはタタだし余計そうなるのだろうか。こわいことだよ。どんどん麻痺してもっと刺激がほしくなって、ネットなしでは日常に満足できない不感症候群にみんななっちまうよ。



っていいながら見てるんだけど。
コメント上手な人がまたおもしろくさせるんだろうなー。