神童

みてきた。食べ物の話で疲れたので、雑感はざくりと。そんな優先順位か。
音楽が良かったな。サントラほしいところ。


話はちょっと。うーん。たしかにマンガ的というか、つながりとか「?」なとこあるけど、絵的にいいフィクションだなーってシーンがあってきゅんとした。ピアノのお墓とかピアノのふた外したまま弾くのとか、連弾とかもね。八百屋とピアノすら。他いろいろ。光の入り方とか丁寧でやさしいまなざし。
流れはつかみづらいのだけど、ひとりでぽつーんと孤独を感じてるときのごろごろしたり、指をうじうじしたりする、ちょっとした無音の時が丁寧に撮られてたのもきれいだった。なにげに地味なシーンでもカメラの動線がちょっと不思議だったりしたしなー。1つ1つのシーンは好きだった。1000円ならいいかってとこかな。
中学生の役だけど、男の子の方がまだ小学生みたいで女の子は大人っぽくって、やさしくしたいけどできない少年の役回りがあまずっぱすぎて大変よろしかったです。あとでHPみたらふたりともほんとに13歳くらいでびっくりした!(主役の女の子は絶対高校生は行ってると思ってたので)
あとちゃんとワオがロリコンにならずに(あんな美少女が隣でごろごろしてるのに!)、でも子供扱いするわけでもなく、一個人として、音楽の仲間?として扱っていたのも好感。柄本さんの朴訥な父っぷりはもう人間国宝だなぁ。納豆をご飯にかける角度や間合いが、たまらんのですよ。マスクメロン進呈。


原作読んでないので、読んでからまた考えよ。