二本立てカトリーヌ・ドヌーヴ

fig2006-11-04

早稲田松竹で「ロバと王女」「シェルブールの雨傘」をみてきた。
なんというか忘れかけてた「いかにもなフランス映画」を見た感じ。
(こんなに幸せでいいのかしら?の解放のイメージが、愛咲ルイしてる。A・Iしてる)
色使いとかポップだったなぁ。壁紙が必ず色がついていた気がする。
いろいろがんばって覚えようとして今日も脳が熱暴走ぎみ・・・。


しかし、ミュージカル月間となってたけど、この2本は歌うけど、あまり踊りはしないのであった。確かに踊るとは限らないか。むしろ雨傘は全編すべて台詞が歌なのでびっくりした。意外となれてくるが「借金が返せないと店がなくなるー。モンナシーヌ」とか「公証人がなかなか来なくて」「ジュテーム」が並列されるのがちょっとすごい。さすがフランス人というべきか。ロバの皮の内側が赤いとこも、肉食の民のなにかをかんじた。


そしてわたしは悲恋もので有名だったらしいシェルブールの雨傘を「ロシュフォールの恋人たち」と勘違いしてて、すっかりお気楽に歌って踊ってハッピー☆みたいなお話だと思ってたので、「・・・なんか重いぞ?」と気付く頃には娘はみごもってました。
コートやワンピースが上品でかわいかったなー。お兄さんもピンクのシャツとかきちゃう。茶のジャケットで中はブルーのシャツで出兵しちゃう。港町だし。ロバのドレスはどれもおおげさでおもろかった。村娘の帽子がかわいい。青の国と赤の国の「そーくるか」な衣装もなかなか。偉い人だけ顔に色が塗られない、というのは昨日見た科学で解明!国宝絵巻で偉い人だけ顔に白く胡粉がぬられてた、ってのの真逆だなぁ。とか。
小さいとこばかり覚えてて大事なことはいつも忘れちゃう。
赤い国の玉座の後ろのチープな宝石飾りの、赤いハートがかわいかったとか。覚えてるのだが。
パパンの白猫玉座とか、ママンのガシャポン棺とか。いいぞ。つっこみどころ満載だ。ラストも。