ただのいぬ。プロジェクト

世田谷文化生活情報センター 生活工房

保健所や動物愛護センターに集められる犬について知ってもらい、致死処分をなくすことを目的とした「ただのいぬ。プロジェクト」の第3弾。本展覧会は、犬の「鑑札」のデザイン見直しを通じて、犬の登録制度や、犬を取り巻く社会情勢に関心を持ってもらい、人と犬とのよりよい関係づくりを目指すことを目的とします。

すべての飼い犬は、保健所に登録し、登録時に交付される「鑑札」を装着することが法律で義務付けられています。しかし、鑑札のデザインが現在の犬を取り巻く環境に適合していない等の理由から、その装着率は極めて低いと言われています。そして、この鑑札をつけていないために、多くの迷子犬が法律に基づき致死処分されています。

第1部では、鑑札と犬の問題を、絵本形式の小冊子「まいごになったシロ」(世田谷保健所発行)の原画と写真でやさ靴鮴癲B2部では、気鋭のデザイナーたちが、愛犬家のために、そして犬自身のために、鑑札を付けたくなる首輪を提案します。
※世田谷区の新しい「犬鑑札」を、深澤直人さんがデザインすることになります。