台風に皇居近くをねりねり歩かされる身にもなってみろ

fig2007-07-14

山種美と近代美は近いと思ってたのに、後で調べたら徒歩25分だった・・・。
16日が母親の誕生日。
日本画が好きなのでいま山種で名品展やってるから、ネットの割引券4枚プリントアウトしてきてね、と半蔵門まできてもらう。好きな斑猫はなかったけど、御舟の炎と蝶の絵は見れた。


なんだか年寄りをはるばる2時間かけて呼び出して、雨の中歩かせて、カロリー高い食べ物をたくさん無理に取らせて、わけわからん抽象画を見せて、ただ虐待しただけな気がする。
ああもう自己満足でしかないんだ。これは。と落ち込む。ごめん。



写真の絵は古賀晴江「海」
中学生の時何かの機会でこの絵を見てすごく心ひかれた。
私の目指す「絵の中に常に物語性があること」ってのはここから学んだのかも。
ルネマグリットミュシャ小磯良平のデッサン・マックスクリンガーの銅版画。
多層的な。時間軸も交差。異質なものが隣り合うことで生まれる新たな意味。世界観。
夏には必ずかかる絵なので、私の好きな人には全員この絵を見てほしい(見せてあげたい?)と願うけど(この日もそうであった)それもまこと自己満足であるのだろうなぁ。