Wicked!

fig2007-07-07

みてきた。そういえばオズの魔法使いのあらすじをちゃんと知らなかった。
ダンスよりは歌メインのおはなしだったかなぁ。2人ともすごく上手だった!どこからあんな声量が・・・すごいなぁ。
すっかりもちろんエルファバの方に同調してみてたので、ずっとしんどくてしょうがなく幕間の休憩でこのまま報われなかったらどーすんだー私がミュージカルに求めてるのは非日常のはなやかさなのに!より鬱屈させられてどーする。とむーむー言ってたけど・・・まぁカタルシスは得られた。説明下手なのでいろいろかくと絶対ネタばれしちゃうし・・・むつかしい。ネットで感想ざーっと見てたけどグリンダに共感している人の方が多くてあらまぁとなった。わーい。
しかし二人の名前がいつまでも覚えられなくて、過去キャラとかぶらないように普通っぽくない音の組み合わせにしているのか?それとも日本の子供の変名前を嘆く前にアメリカも変なのかなぁ。グリンダって金髪キラキラキャラよりモンスターっぽい響きなのに。ビヨンセもアブリルもブリトニーもみんな濁音だしそんなもんかー。どーでもいいかー。うん。

私の思う(数少なすぎな)ミュージカルっぽい曲調というより、ふつーのポップスな歌が多かったなー。オケ入っててもシンセの打ち込みっぽい音が多かったり。正対称な女の子二人主役(ガラスの仮面のふたりの王女を思い出した)。ティーンズに大人気!らしい。とか、新しい路線でヒットしたのかなー。舞台の仕掛けは手品っぽいおもしろいのいろいろで早着替えとか、2階から見ていたので仕組みが(いいのか悪いのか)よくわかっておもしろかった。劇始まって仕掛けがたたみかけるし。(その分中盤シンプルに感じられちゃってちょっと間延びしたが)
ストーリーの矛盾とかいろいろあるんだけど、全体的にはおもしろかった。見て良かった。
(魔法使いと魔法学校の方に期待し過ぎちゃったのかもしれない)
ほんとうの悪とは善とは?
歴史によって正義は作られる。とか、なかなか考えさせられるテーマだった。
オズの魔法使いではおとぎばなしだから特に説明なく「悪い魔女」は悪い魔女だし「善い魔女」もいい魔女なのは誰も疑うことなんて絶対しないで話が進む。だっておとぎばなしだから。そこで脇道にそれちゃ先すすまないしね。でもミュージカルだと「うわぁ!ドロシー。空気よめ!」とか思っちゃう。どっちに肩入れするかあっさり変わる。
そこからこんだけ話を膨らませた人はほんとすごいなぁ。。正しく妄想力を真っ当に使っている。